2025年8月2日、東京・後楽園ホール。
日本ライト級挑戦者決定戦の熱気が最高潮に達し、観客はリングに視線を釘付けにしていました。
帝拳ボクシングジム所属・浦川大将(うらかわ ひろまさ)選手。
長身と鋭いジャブを武器に戦ってきた27歳の挑戦者は、この日も勝利を信じてリングへ。
しかし第8ラウンド、齊藤陽二選手の右ストレートが炸裂。
浦川選手は必死に立ち上がるも、試合はTKO負け。
控室へ戻った直後、彼の容体が急変します。
診断は「急性硬膜下血腫」。命を救うための緊急開頭手術が、深夜まで続けられました。
そしてこの日、同じ興行で戦った神足茂利(こうたり しげとし)選手も別の試合後に同じ症状で倒れ、手術を受ける事態に。
わずか1週間後の8月9日、神足選手は無念にも帰らぬ人となりました。
会場の熱狂が、これほどまでに重く悲しい現実へ変わった夜はありません。
現在の容体は?
手術から数日が経った8月4日、報道では「経過観察中」とされ、複数の関係者は「重体」と証言。
集中治療室での管理が続いており、回復の見通しはまだ立っていません。
症状の性質上、一瞬たりとも気を抜けない状況が続いているとみられます。
意識はある?
2025年8月9日現在、浦川選手の意識が戻っているかどうかは公表されていません。
試合後の緊急手術以降、公式発表はなく、関係者も詳細を明かしていません。
「まだ公表できる段階ではない」という言葉だけが、現状の厳しさを物語っています。
ファンはただ祈り、静かに続報を待っています。
結婚相手は?彼女はいる?
浦川選手は私生活をほとんど明かさないタイプ。
結婚についての情報はなく、現時点では独身とみられます。
恋人の存在も確認されておらず、SNSにはほぼ練習や試合に関する投稿しかありません。
そのストイックな生き方は、ファンから「リングに全てを懸ける男」と呼ばれています。
学歴は?
出身は東京都葛飾区。
学生時代からボクシングに情熱を注ぎ、高校卒業後にすぐプロの世界へ飛び込んだと考えられます。
詳細な学歴は公表されていませんが、早い時期からリング一本に絞った人生を歩んできたことは間違いありません。
経歴は?
- 名前:浦川 大将(うらかわ ひろまさ)
- 生年月日:1997年3月7日
- 出身地:東京都葛飾区
- 所属ジム:帝拳ボクシングジム
- 階級:ライト級(オーソドックス)
- 身長:178cm
- 戦績:14戦 10勝(7KO)4敗 ※2025年8月時点
歩みと戦績の軌跡
- 2018年3月:プロデビュー、判定勝ちで白星スタート。
- 2019年:東日本新人王予選で敗退。
- 2020年:再挑戦で東日本&全日本ライト級新人王を同時制覇。
- 2022〜2023年:連勝を重ね、日本タイトル挑戦者決定戦へ進出。
- 2023年11月:元東洋太平洋王者・三代大訓に判定負け。
- 2024年4月:神足茂利との再起戦で6回TKO勝ち。
- 2024年10月:村上雄大との挑戦者決定戦で判定負け。
- 2025年8月:齊藤陽二との挑戦者決定戦で8回TKO負け。試合後に急性硬膜下血腫を発症し、緊急開頭手術。JBC規定により現役引退が決定。
ファンと仲間が祈る日々
神足茂利選手の死は、日本ボクシング界全体を震撼させました。
そして今、浦川選手の回復を願う声が全国のファンや仲間から寄せられています。
リングは、選手の人生そのもの。
そこには栄光と夢が詰まっている一方で、命を削る危険と隣り合わせの現実もあります。
誰もが願うのはただひとつ――。
浦川大将が再び笑顔を見せ、家族や仲間と日常を取り戻すこと。
その日が訪れるまで、祈りは止まることはありません。
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