長野県の中核医療機関として多くの患者を受け入れてきた長野中央病院。
しかし今、その信頼が大きく揺らいでいます。
長年病院に勤務していた元職員が、総額2,700万円超の現金を着服していた疑いで逮捕されるという衝撃の事件が発覚しました。
本記事では、事件の経緯とともに、容疑者の人物像や背景に迫ります。
◆ 事件の概要:病院のレジから101万円を盗み逮捕
警察が逮捕したのは、長野中央病院の元職員・江口雄洋(えぐち たけひろ)容疑者(51歳)。
2018年9月から12月のわずか4ヶ月間に、病院のレジから11回にわたって現金101万円以上を盗んだとして、2025年8月7日に窃盗容疑で逮捕されました。
取り調べに対して江口容疑者は容疑を認めているとのこと。
だが、この事件の本質は、その“裏”にあります。
◆ 氷山の一角…約16年間で2,700万円超の着服か?
この101万円の窃盗は、警察に摘発されたごく一部の金額に過ぎません。
病院を運営する「長野医療生活協同組合」によれば、江口容疑者は2008年ごろから少しずつ病院の現金を抜き取り、累計で2,700万円以上を着服していた疑いがあるといいます。
すでに警察は余罪の可能性も視野に入れ、本格的な捜査を進めているとのこと。
もしこれがすべて事実だとすれば、16年間にわたり病院内部で誰にも気づかれずに金を盗み続けていたという、極めて悪質で巧妙な犯行だった可能性が高いです。
◆ 実は他にも…同病院で起きていた“もう1つの金の流出”
さらに驚くべきことに、同じ長野中央病院では過去に別の元職員2人が、レジから約2,500万円を盗んでいたことも判明。
こちらについては既に組合側と示談が成立しており、刑事事件としての処理は進められていません。
しかし、1つの病院で数千万円規模の窃盗が複数件発生していたという事実に、世間の不信感は高まるばかりです。
▼ 江口雄洋容疑者のプロフィール
ここでは現在わかっている範囲で、江口容疑者に関する情報をまとめます。
- 名前:江口 雄洋(えぐち たけひろ)
- 年齢:51歳(2025年8月時点)
- 職歴:長野中央病院に2008年から約16年間勤務
- 職種:詳細不明(病院関係者によると経理やレジ管理など現金に関わる業務に携わっていた可能性がある)
- 逮捕容疑:病院のレジから現金101万円超を盗んだ窃盗容疑
江口容疑者は、同僚や周囲から「真面目」「無口」と評されていたという情報も一部で報じられています。
一見目立たない存在が、裏で長年にわたり病院の資金を搾取していたという点が、この事件の恐ろしさを際立たせています。
▼ 家族構成は?
江口容疑者の家族構成については、現在のところ報道されていません。
配偶者や子どもの有無、同居家族の存在なども不明です。
ただし、長期間にわたる犯行と多額の金銭の行方を考えると、家族が何らかの形で事件に気づかなかったのか? という疑問の声も出ています。
今後の捜査で新たな情報が明らかになる可能性があります。
▼ 自宅住所はどこ?
江口容疑者の自宅住所も非公開となっており、報道では「長野市在住」または「長野中央病院近郊」とだけ記載されています。
事件の性質や個人情報保護の観点から、詳細な番地や居住地域は報道されていません。
▼ SNSアカウントはある?
SNS上では、「江口雄洋」名義のアカウントがないか探す動きもありますが、信頼性のあるアカウントは現時点で確認されていません。
また、実名登録が必要なFacebookやX(旧Twitter)でも、本人を特定できるような投稿やプロフィール情報は見当たっていません。
もともとSNSに消極的だった可能性もありますが、意図的に情報を出さず、身元を隠すタイプだったのかもしれません。
◆ 管理の甘さ?それとも盲点? 信頼崩壊の余波
なぜこれほどまでの長期間に、数千万円もの現金が内部から流出し続けていたのか――。
- 定期的な監査は行われていたのか?
- 会計システムに不備があったのか?
- 複数の犯行が“共通の抜け道”を使っていた可能性は?
病院のガバナンス(統治)や内部監査体制の見直しが、今後大きく問われることは間違いありません。
◆ まとめ:信頼を裏切った“静かな犯行”に潜む危うさ
今回の事件は、単なる個人の犯罪では済まされない、組織全体の管理体制の甘さと、内部犯行の恐ろしさを示す重大なケースです。
江口容疑者がもし16年にわたり犯行を続けていたとすれば、
「職場は信頼で成り立っている」という前提が、いかに脆く崩れうるかを突きつけられる思いです。
再発防止に向けて病院がどのような対応を取るのか。
そして、警察の捜査によってさらに驚きの真実が明かされるのか。
今後の続報に、注目が集まります。
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