派手な髪型に全身タトゥー、まるでヘヴィメタルバンドのメンバーのようなビジュアルで異彩を放つアイドルグループ「東京サイコパス」。
その中心人物とも言えるのが、**白亜御前(はくあ ごぜん)**さんです。
アイドル界では珍しく、自ら「レズビアン」であることを公表し、タブーを恐れず、自分らしく生き抜く姿勢が多くの共感を呼んでいます。
でも、ここに至るまでの道のりは、決して平坦なものではありませんでした。
この記事では、白亜御前さんのプロフィール、学歴、経歴、家族との関係、恋愛事情、そして心の奥にある葛藤と決意まで、余すことなく深掘りしていきます。
読むほどに、彼女の言葉や選択がリアルに心に刺さるはずです。
◆ 白亜御前 プロフィール
- 活動名:白亜御前(はくあ ごぜん)
- 出身地:大分県
- 所属:東京サイコパス(異色のヘヴィメタル系アイドルグループ)
- 特徴:大胆なヘアスタイル、全身タトゥー、鋭いまなざし
- セクシャリティ:レズビアン(本人がSNSで公表)
- 家族構成:6人きょうだいの末っ子
「東京サイコパス」のステージで見せる圧倒的な存在感と、SNSで語られる素顔とのギャップが、多くのファンを惹きつけています。
◆ 壮絶な幼少期と、苦い家族の記憶
白亜さんが育ったのは、大分県の比較的保守的なエリア。セクシャリティを語れるような空気はなく、息苦しさを抱えたまま成長していきます。
中学生の時、自分が女性に恋愛感情を持つと気づいたものの、誰にも打ち明けられず、ただ心にフタをして過ごす日々。
そして家庭環境もまた、決して温かいものではありませんでした。
父親は怒りっぽく、気分次第で手が出るタイプ。しかも、過去には「全国指名手配されたことがある」「ヌンチャクで人を殺した」など、真偽不明な武勇伝を語る危険人物(?)。
実際、小学生の頃には20人ほどの大阪府警の刑事が実家を一斉捜索するという衝撃的な出来事まで経験しています。
一方、母親はそんな父を崇拝し、子どもたちよりも夫優先の生活。親の愛情をほとんど感じられない家庭で、白亜さんは孤独と抑圧の中を生き抜いてきました。
小学生の頃、ほんの少し「可愛い下敷きが欲しい」と母に言っただけで、母が泣き崩れ、家族会議で父から大目玉…。
その日以来、「自分の欲求を口にするのはやめよう」と心に決めたそうです。
◆ 学歴と上京の決意
中学時代から続けていた陸上の推薦で高校に進学するも、周囲との“ズレ”は消えず、次第に学校に馴染めなくなっていきます。
女子生徒が男子に恋する前提で話が進む青春の空気、ケガで走れなくなったことも重なり、「ここに自分の居場所はない」と痛感。
そんな時、人生を変える大きな出会いが。
それがレディ・ガガのライブ。
東京で開催されたその圧巻のステージを目の当たりにし、「もっと広い世界で、自分らしく生きたい」と決意。高校を中退し、単身で上京する道を選びます。
両親は予想通り反対するものの、「生活費は全て自分で賄うならいい」と、実質的な放任で許可。
実際、白亜さんは朝から晩までバイト三昧。自販機補充のサポート、カフェ、バー…必死で働き、生き抜いてきました。
◆ 芸能界デビューと「東京サイコパス」
上京後、同じようにセクシャリティで悩む仲間と出会い、少しずつ「自分を隠さず生きる」覚悟が固まっていきます。
その延長線上で出会ったのが、異色アイドルグループ「東京サイコパス」。
ヘヴィメタル風のビジュアル、激しいステージパフォーマンス、全身タトゥー…既存のアイドル像をぶち壊す存在として、白亜さんは一気に注目の的に。
さらに、約3年前、自身のInstagramでレズビアンであることを堂々とカミングアウト。
アイドルが自らのセクシャリティをオープンにするのは異例中の異例。それでも「誰かが先陣を切らなきゃ変わらない」という想いで、恐れず発信を続けています。
◆ 結婚・パートナー・子どもの噂
気になる恋愛・結婚事情ですが、現在正式な結婚はしていません。
とはいえ、インタビュー内で「現在のパートナーが彼女自身の母と仲良くしている」と明かしており、同性の恋人がいることは確か。
また、子どもがいるという情報も今のところなし。
白亜さん自身、日本で同性婚が認められていない現実や、マイノリティとしての生きづらさもよく理解しているだけに、結婚や家族の形に縛られず、**“自分らしい愛のかたち”**を大切にしているのが伝わってきます。
◆ 両親との現在の関係
かつては「親として好きになれなかった」と語るほど距離のあった両親ですが、最近は少しずつ関係も改善。
「親ではなく、一人の人間として向き合う」という考え方に変えたことで、年に一度は顔を合わせ、芸能活動も応援してくれる関係になったそうです。
特に、パートナーが自分の母親と仲良くしている姿を見て、心境にも変化があったのだとか。
◆ 今後の活動とメッセージ
白亜さんは、「生き様をステージで見せたい」と語っています。
多様性の時代とは言われつつ、セクシャリティを公表する芸能人はまだ少ないのが現実。でも、彼女はその壁を破り、「自分らしく、堂々と生きることの大切さ」を身をもって示しています。
悲しみも、孤独も、過去の痛みも、全てを背負って、重たい翼で今、羽ばたこうとしている彼女。
これからも、東京サイコパスのステージ上で、そして人生そのものを通して、白亜御前さんは「ありのままの自分」を届けてくれるはずです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
これからも白亜御前さんの動向に注目し、続報を追いかけていきます!
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