世界中のK-POPファンから熱い視線を浴びるENHYPEN(エンハイフン)。韓国発の次世代ボーイズグループとして、グローバルチャートを席巻し、音楽番組・ライブ・SNSを通じてその人気はうなぎ登り。
日本でもメンバーの親しみやすさや実力の高さが話題になり、多くのファンが彼らの一挙手一投足を見守っています。
そんなENHYPENが、2025年7月、まさかの炎上騒動に巻き込まれたこと、ご存じでしょうか?
しかも今回の発端は、たったひとつの投稿の“誤字”。
「え?誤字くらいで炎上するの?」と思った方、ぜひ最後まで読んでください。
SNS時代、言葉ひとつで誤解や憶測が広がるのは珍しくありません。今回の騒動は、まさにそんな現代ならではの“炎上劇”なのです。
◆ 騒動のきっかけは「Weverse」の一言から
事の発端は、ENHYPENとファンが直接コミュニケーションを取れる公式アプリ**「Weverse(ウィバース)」**での出来事。
ENHYPENの人気メンバー、ソンフンさんがファンへのメッセージでこう投稿しました。
「goodjab」
一見、よくある英語表現のようですが、正しくは「good job(よくやったね)」のはず。
「jab」はタイポ(タイプミス)だった…そう思うのが普通です。
しかし、この**“goodjab”**という表現が、一部のファンの間で思わぬ憶測を呼び、SNSを中心に瞬く間に拡散、炎上へと発展したのです。
◆ 「jab」と「JAP」の深い誤解…なぜ問題視されたのか?
まず、誤解のないように整理しますが、**「jab」**自体は英語で
- 軽く突く、パンチをする
- ワクチン接種する
といった意味を持つ、日常的に使われる単語です。
問題は、その“綴りの一部”が、過去の歴史的背景と結びついてしまったことにあります。
「JAP(ジャップ)」
この言葉は、第二次世界大戦中に欧米で日本人を侮辱する差別用語として使われていたもの。今でも英語圏では非常にセンシティブで、多くの日本人やアジア人にとって不快な表現です。
今回、「goodjab」という投稿の「jab」の部分が、「JAP」と似ているという理由から、
- 「わざと連想させたのでは?」
- 「日本人を馬鹿にしたのか?」
と、一部のファンが過敏に反応し、SNSで批判の声が次々に上がったというわけです。
◆ メンバーの“笑い”がさらなる火種に…
この投稿を受け、他のENHYPENメンバーたちがその場で笑ってしまった場面が映像として拡散されたことで、事態はさらに悪化。
SNS上では、
- 「差別的と受け取れる発言に笑うなんて信じられない」
- 「ENHYPENは日本人ファンを軽視しているのか?」
といった、感情的な声が飛び交いました。
ただし冷静に見ると、この笑いはあくまで「タイプミスの面白さ」に対する反応だった可能性が高いとも考えられます。実際、公式からの説明はまだなく、真意は不明です。
とはいえ、グローバルに活躍するアーティストとしての影響力を考えると、たとえ無意識であっても“誤解を招く言葉や態度”が、瞬時に大炎上へと発展するリスクを改めて痛感させられる出来事でした。
◆ 実はこれが初めてじゃない…ENHYPEN過去の炎上エピソード
ENHYPENはこれまでも、いくつかの“プチ炎上”を経験しています。その中でも特に印象的だったものを振り返ってみましょう。
● ニキの「声真似問題」
グループ唯一の日本人メンバー、ニキさんが巻き込まれた騒動です。
あるライブ配信中、ニキさんが特徴的な低音ボイスで話した際、一部の視聴者が「Stray Kidsのフィリックスさんの声真似だ」と指摘。
他グループのファンを巻き込み、SNSでプチ炎上が発生しました。
ニキさん本人が意図的に真似たのか、単なる偶然かは不明ですが、K-POP界のファンダム文化の“繊細さ”を象徴する出来事でした。
● ジェイの「歴史発言」問題
もう一つ、大きな波紋を呼んだのが、メンバージェイさんによる韓国の歴史に関する発言。
ジェイさんはある配信で、
- 「韓国の歴史は学ぶことが少ない」
- 「短編小説のようだ」
とコメント。これが「韓国の歴史や文化を軽視している」と受け止められ、韓国内外で大規模な批判が巻き起こりました。
ジェイさんはその後、誤解を解くために謝罪と説明を行い、騒動は沈静化しましたが、言葉選びの難しさと影響力の重さを改めて思い知らされる一件でした。
◆ SNS時代におけるアイドルの“言葉の重み”
今回の「goodjab」騒動も、前述の炎上も、すべてに共通するのは**“言葉の影響力”**の大きさです。
SNSや配信での発言は、数秒後には世界中へ拡散。特にENHYPENのように世界的な人気を誇るグループともなれば、その重みは計り知れません。
言葉ひとつで、
- 応援してくれるファンを傷つけてしまう
- 過去の歴史的背景を知らずに炎上する
- グループ全体のイメージが左右される
こうした現実と、アイドルたちは常に向き合わなければならないのです。
◆ ファンのリアルな声と、今後への期待
炎上後、SNSやコミュニティでは賛否が入り混じる状態が続いています。
批判的な意見
- 「無意識でも、影響力がある立場ならもっと慎重に」
- 「差別用語と誤解される表現は絶対に避けてほしい」
擁護派の意見
- 「単なるタイプミスでここまで騒ぐのは違う」
- 「メンバーたちに悪意はなかったはず」
- 「これも経験のひとつ。もっと成長してほしい」
実際、ENHYPENは過去の炎上のたびに謝罪や説明を行い、誠意を見せてきました。
今回も、事務所やメンバーが冷静かつ誠実な対応を取れば、より一層ファンとの信頼関係が深まるはずです。
◆ まとめ|“伝え方”は武器にもリスクにもなる
「goodjab」騒動は、今のSNS社会、そしてグローバルアーティストが直面する課題を象徴する事件でした。
言葉は人を励まし、つなぐ最強のツールであると同時に、使い方を誤れば、簡単に誤解や傷つきを生むもの。
ENHYPENはまだ若く、経験を積みながら成長する段階です。今回の炎上を“終わったこと”にせず、グローバルで活動する責任と、言葉の選び方の重要性をメンバー自身が深く学ぶ機会にしてほしいものです。
ファンとしても、必要以上に叩くのではなく、建設的な意見と温かいサポートで、彼らの成長を見守っていきたいですね。
ENHYPENのこれからに、期待と応援を込めて。次のステージでも、もっと素敵な姿を見せてくれることを信じています。
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